ジョウト地方
この項目では、ポケットモンスターシリーズに登場する地方について説明しています。城都または条都(じょうと)とも表記される都(みやこ)については「都」をご覧ください。 |
ジョウト地方 | |||||||
カントー地方とジョウト地方のおおまかな地図。西半分がジョウト地方。(この地図ではディグダのあながタマムシシティの下を通っているが、タマムシシティを含め、両端以外の場所ではディグダのあなとの出入りはできない) | |||||||
中国語 | |||||||
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繁体字 | 城都地區 | ||||||
簡体字 | 城都地区 | ||||||
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朝鮮語 | |||||||
ハングル | 성도지방 | ||||||
漢字 | 城都地方 | ||||||
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ロシア語 | |||||||
ロシア語 | Джото | ||||||
ローマ字 | Dzhoto | ||||||
日本語 | |||||||
漢字 | ジョウト地方 | ||||||
英語 | |||||||
英語 | Johto Region |
ジョウト地方(ジョウトちほう)は、ポケットモンスターシリーズに登場する架空の地方。
概要
『金・銀・クリスタル』および『ハートゴールド・ソウルシルバー』の舞台。関西地方がモチーフで[1]、中部地方や四国の一部も含まれる。コガネジムリーダー「アカネ」や「まいこはん」など、大阪弁・京言葉を話すキャラクターが複数登場する。「ジョウト」という名前は「城都」および「条都」に由来する[2]。なお、後述の中国語および 韓国語の表記では「城都」[注釈 1]となっている。
ポケモンにまつわる遺跡や伝承が数多く残る歴史的な地方で、古風な日本家屋風の建造物が多く見られ、町の音楽も落ち着いた雰囲気のものが多い。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ホウエン地方やシンオウ地方の伝説にまつわるダンジョンも追加された。
カントー地方とは陸続きで、トージョウの滝から西がジョウト地方、東がカントー地方である。半袖の服装をしたトレーナーが多く温暖な気候と思われるが、一方でシロガネ山やシント遺跡など豪雪地帯も存在し、マフラーを付けたトレーナーも数人いる。森林の多くは針葉樹風で、広葉樹風の木が多いカントー地方とは対をなしている。「ぼんぐり」という特殊な実が採れる木や、「ずつき」をすることでポケモンが出現する木も存在する。
出現するポケモンはジョウト地方独特の種のほかは、基本的にカントー地方と共通する。また、ポケモンの「連れ歩き」が可能な地方であり、ポケモンを連れ歩くトレーナーも多い。
ジョウト地方独自のポケモンリーグはなく、ジョウト地方のトレーナーはカントー地方のセキエイ高原にあるリーグ本部に挑むことになる。アニメではシロガネ山の麓でジョウトリーグシロガネ大会が開催されている。なお、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではカントー地方のジムは四角い形をしているが、ジョウト地方では丸い形のものになっている。
都市・町の数は10個、道路・水道は29から48番(47番と48番は『ハートゴールド・ソウルシルバー』のみ)。『金・銀・クリスタル(金・銀はゲームボーイカラー使用の場合)』では、各都市の民家の屋根がそれぞれの都市名にちなんだ色合いになっている。
アニメではサトシと旅をしたレギュラーキャラクターが降板後、この地を訪れることが多く、現在ハルカ、ヒカリ、デント、アイリス、タケシが確認されている。『アドバンスジェネレーション』及び『ダイヤモンド&パール』の発言によると、新たにポケモンコンテストの会場が作られたことが明らかになっている。
言語表記
- 英語版は「Johto」と表記される。
- 韓国語版での表記はカントー地方同様、直訳され、성도지방(漢字: 城都地方 2000年式: Seongdo Jibang, MR式: Sõngto Chipang)と表記される。
地理
都市・町
- ワカバタウン
- 主人公の家があるはじまりの町。ジョウト地方の東端に位置する田舎町で、東にある水路を渡るとカントー地方へ行ける。風の吹きわたる町で、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では町中に風向計が設置されている。
- ヨシノシティ
- ワカバタウンの西にある海と花が奇麗な町。ジョウト地方で最も小さなシティで、ジムが存在しない。案内好きのおじいさんが住んでいて、話しかけると町の施設を案内してくれ、話に付き合ったお礼にポケギアの「タウンマップカード」をくれる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』でも同じく案内をしてくれるが、最初にもらうお礼が最新型のランニングシューズになっており、その後30番道路に進もうとする際に、再び現れたおじいさんから改めてタウンマップカードをもらえる。
- キキョウシティ
- 木造民家や古い塔が歴史を感じさせる町。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では町中に石畳が敷かれ、ポケモンセンターとフレンドリィショップの屋根が暗めの色調であるなど、古風な景観が強調されている。最初のジム戦がある。バトルについての基礎知識を学べる施設がある(シリーズ恒例)。
- ヒワダタウン
- 町中にヤドンがいるのどかな町。ヤドンがあくびをすると雨が降るとの伝承が伝わっている。序盤ではロケット団によってヤドンの誘拐事件が起こる。職人の町でもあり、ボール職人のガンテツや、「もくたん」の炭焼き職人が住んでいる。『金・銀・クリスタル』ではフレンドリィショップで「もくたん」を購入できる。
- ヒワダジム
- ジムリーダーはむしタイプ使いのツクシ。「むしとりしょうねん」や「ふたごちゃん」など子供のトレーナーが多い。
- ジムの内部には草や木が生えており回り道をしないとジムリーダーに辿り着けない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではイトマル型の機械に乗り、あみだくじの要領でロープの上を渡っていく仕掛けになっている。
- ヤドンの井戸(ヤドンのいど)
- 町の東にある広く深い井戸。ヤドンが多く生息している。高値で取り引きされるヤドンの尻尾を目当てに、ロケット団が立てこもり事件を起こす。
- コガネシティ
- ジョウト地方一の大都市で、ラジオ塔や百貨店、ゲームコーナー、姓名判断師の家、地下通路、地下商店街、ミラクルサイクルなど様々な施設が集まっている。ポケモン転送システムを開発したマサキの故郷でもある。冒険の中盤にはラジオ塔がロケット団に占拠されてしまう。
- コガネジム
- ジムリーダーはノーマルタイプ使いのアカネ。トレーナーは「ミニスカート」や「おとなのおねえさん」が多く、男性は入り口付近のアドバイザーのみ。
- ジム内部にはピッピの形にブロックが配置されている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では3Dポリゴンの表現で立体迷路になっている。
- コガネ百貨店(コガネひゃっかてん)
- 6階から地下2階まで8階層に及ぶ、ポケモンシリーズ史上最大のショップ。『金・銀・クリスタル』では5階に「不思議な贈り物」機能を追加してくれる少女がいる。地下2階は地下通路と通じている。カントー地方のタマムシデパートとは姉妹店。
- ラジオ塔(ラジオとう)
- 5階建てのラジオの放送局。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では6階建てになっており、最上階は展望台になっている。冒険の中盤では、サカキを呼び戻そうとするロケット団によって占拠される。ラジオ塔が出来る前は古い木造の塔が建っていたらしい。
- コガネ駅(コガネえき)
- コガネシティとヤマブキシティを結ぶリニアの発着駅。冒険序盤には利用できないが、カントー地方でロケット団から「きかいのぶひん」を取り返してはつでんしょに持って行き、ものまねむすめから「ていきけん」(『金・銀・クリスタル』)または「リニアパス」(『ハートゴールド・ソウルシルバー』)をもらうと利用できるようになる。
- エンジュシティ
- 碁盤目状の古都で、ジョウト地方の中でも特に和風の建造物が多い。美しい踊りを披露する「まいこはん」がおり、町のほぼ中央にまいこはんとポケモン勝負ができる「エンジュおどりば(かぶれんじょう)」がある。町の北にはスズの塔・焼けた塔という2つの塔があり、この塔にまつわるポケモンの伝説が伝わる。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではキキョウシティと同じく、景観保護のためポケモンセンターやフレンドリィショップの屋根が暗めになっている。
- エンジュジム
- ジムリーダーはゴーストタイプ使いのマツバ。「イタコ」や「ぼうず」といったゴーストポケモン使いが集う。『クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、焼けた塔でのイベントをクリアするまで入れない(おじいさんに追い出される)。
- 一部の床は歩けるルートが見えなくなっており、そこから外れると入口に戻されてしまう仕掛けになっている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では早く進まないと灯りが消えていき、道を踏み外すとやはり入口に戻される仕掛けとなっている。
- スズの塔(スズのとう)
- 伝説のポケモン・ホウオウが舞い降りる9階建ての塔。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では10階建てになっている。行くためには「にじいろのはね」が必要(『クリスタル』では「とうめいなスズ」も必要)。伝説のポケモンが登場するダンジョンなので、一方通行の段差やワープパネルなどで攻略がやや難しく、『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』では更にイベントが追加されている。なお、スズの塔に至る道は『金・銀・クリスタル』ではエンジュシティの一部だったが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「スズねの小道」という名称で独立し、また一年中紅葉が広がっている。
- 焼けた塔(やけたとう)
- その昔、落雷による火事で焼失した塔。焼失前はカネの塔としてスズの塔と並び立っており、ルギアが舞い降りる9階建ての塔だった。火事で一度死んだのちホウオウによって蘇ったとされる伝説のポケモンライコウ・エンテイ・スイクンが眠っている。金・銀ではマップ上で三重塔のように描かれているが、『クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』では2階以上が消失したようにグラフィックが変更され、避けては通れないイベントも発生する。なお、後者2作品では1階の穴がなくなり、地下1階の姿を見ることができるようになった。
- アサギシティ
- 活気あふれる港町で、岬には海を照らす灯台が建つ。町の北方にはモーモー牧場があり、町の西方には『クリスタル』ではバトルタワー、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではバトルフロンティアが登場する。うずまき島にまつわる伝承があり、「いい子にしないとうずまき島にとじこめるぞ」と言って子供をしつける。
- また、『ルビー・サファイア・エメラルド』の主人公がホウエン地方に引っ越す前に住んでいた町でもある[注釈 3]。
- アサギジム
- ジムリーダーははがねタイプ使いのミカン。『金・銀・クリスタル』ではジムトレーナーが1人もいない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではトレーナーが3人いるものの、アカリちゃんを助けることで戦わずに済むようになるため、実質『金・銀・クリスタル』と同じである。
- ジム内部は一切仕掛けのない一本道となっている。
- アサギの灯台(アサギのとうだい)
- 町の東にある灯台。内部はトレーナーの修行の場にもなっている。「アカリちゃん」という名のデンリュウが最上階で灯りを照らしているが、病気のためミカンの看病を受けている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では建物全体の改修が施され、『金・銀・クリスタル』にあった落とし穴は無くなった。また、最上階直行のエレベーターと3階の屋外展望が追加された。
- アサギ港(アサギこう)
- カントー地方のクチバシティまでの定期船・アクア号が発着する港。月曜日と金曜日に出航する。
- タンバシティ
- うずまき島の海域を抜けた先にある、砂浜の上に発達した浜辺の町。現実世界における四国に位置している[注釈 4]。秘伝の薬を作る創業500年の「タンバくすりや」や、ポケモンの写真を撮ってくれる写真オヤジの家がある。『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではスイクンのイベントが起こる。町の北部には岩が散らばっていて、砕くと道具や野生のポケモンが出現する。
- タンバジム
- ジムリーダーはかくとうタイプ使いのシジマ。トレーナーは「からておう」ばかり。ジムの近くにはシジマの奥さんがいる。
- 重い岩が道を閉ざしており、正しい手順で動かさないと先に進めない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではシジマが滝を受けながらの修行に集中しており、どこかにあるスイッチを切って水の流れを止めないと戦うことができない。
- チョウジタウン
- かつて忍者の里だった山あいの小さな町。町の北方にいかりの湖があり、その名を冠した「いかりまんじゅう」が名物。フレンドリィショップの代わりに怪しい土産物屋があり、地下にはロケット団の大規模なアジトが広がっている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では町の北部に火の見櫓が建てられている。
- チョウジジム
- ジムリーダーはこおりタイプ使いのヤナギ。「ボーダー」や「スキーヤー」がこおりポケモンを鍛えている。
- 『金・銀』では床が凍っていてうまく進めない。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では凍った床に加え、大きな氷のブロックを滑らせて壁として利用しないと先へ進めない仕掛けになっている。
- ロケット団のアジト(ロケットだんのアジト)
- 怪しい土産物屋の地下に広がる3層構造のアジト。怪電波を発信し、いかりの湖のコイキングを無理やり進化させ、赤色のギャラドスにしていた。侵入者に対する監視システムやパスワードシステムが導入されている。アジトの奥には行方不明の首領・サカキの部屋も用意されている。アジト壊滅後はおばあさんが営む普通の土産物屋になる。
- フスベシティ
- ドラゴンポケモンを崇め奉る、険しい山々に囲まれた町。古くからドラゴン使いのトレーナーを多く輩出してきた町で、四天王チャンピオンのワタルもここの出身である。町の北にはトレーナーが修行する「竜の穴」という洞窟がある。シリーズ初登場となる「忘れオヤジ」が住んでおり、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではさらにポケモンの技に関わる人物が追加されている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では民家が茅葺屋根風で、町の南を渓谷が流れる。
- フスベジム
- ジムリーダーはドラゴンタイプ使いのイブキ。強豪の「エリートトレーナー」が集まる。
- 『金・銀』では2階建てになっており、岩を落として足場を作り、溶岩を渡って先に進む仕組み。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では動く足場を利用して進んで行く仕掛けになっており、向きや動きを考えないと進むことができない。
- 竜の穴(りゅうのあな)
- ドラゴンポケモン使いのトレーナーが修行する洞窟。『金・銀』では一本道の先にある「りゅうのキバ」を取るだけだが、『クリスタル』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではドラゴンポケモン使い(「エリートトレーナー」と「ふたごちゃん」)とのバトルや、長老からの珍しい技を覚えたポケモンのプレゼントなど、イベントが追加されている。
- わすれおやじの家(わすれオヤジのいえ)
- ポケモンの技を忘れさせてくれる不思議なオヤジが住む。オヤジが登場したのは忘れさせられない秘伝技の種類が増えたことと、タイムカプセルで送れるポケモンに技の制限がかけられたことが大きな原因である。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「ポケモンわざのいえ」となっており、オヤジに加えて、以前覚えた技を覚え直させてくれる「技教えマニア」や、ドラゴンタイプの最強技を教えてくれるおばあさん、最初にもらえるポケモンの最強技を教えてくれるおじいさんがいる。
- サファリゾーンゲート
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。48番道路の北にある町。バオバが開園したジョウト地方のサファリゾーンの入り口である。ゲートの周辺は様々な露店で賑わっている。
- フロンティアフロント
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。40番水道からつながるバトルフロンティアの入り口にある町。ポケモンセンターとフレンドリィショップとわざおしえーズの3つの施設がある。わざおしえーズは、バトルフロンティアで入手したバトルポイントと引き換えに、「へんか」と「パワー」と「テクニカル」の中からそれに合わせた技を1つ教えてくれる(教えられる技はポケモンによって異なる)。
道路・水道
- 29番道路(29ばんどうろ)
- ワカバタウンとヨシノシティを繋ぐ道路。ヨシノシティからワカバタウンに移動する時は、段差を利用して草むらに踏み込まずに通り抜けることも可能。
- 30番道路(30ばんどうろ)
- ヨシノシティから北に走る道路。道の途中にはポケモン研究に情熱を注ぐ「ポケモンじいさん」の家がある。ここで初めてポケモンバトルを挑んでくるトレーナーが現れる。31番道路とは直結。
- 31番道路(31ばんどうろ)
- 30番道路と直結しキキョウシティに至る道路。途中にくらやみの洞穴の入り口がある。
- 32番道路(32ばんどうろ)
- キキョウシティとつながりの洞窟、アルフの遺跡を結ぶ道路。道路の一部は海に突き出した桟橋になっており、釣りの名所として親しまれる。ジョウト地方で最も長い道路である。
- 33番道路(33ばんどうろ)
- つながりの洞窟とヒワダタウンを繋ぐ道路。狭い草むらと実のなる木が1本(『ハートゴールド・ソウルシルバー』では2本)生えているだけの、ジョウト地方で最も短い道路である。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では常に雨が降っている。
- 34番道路(34ばんどうろ)
- ウバメの森を抜けてコガネシティへ続く道路。「タマゴ」が発見された育て屋がある。大都市の近郊なためか、警官がパトロールしている。
- 35番道路(35ばんどうろ)
- コガネシティから北へ延びる道路。大都市の郊外であるため、道の両側に柵が立てられて綺麗に整備されている。途中に自然公園がある。34番道路と同様に警官がパトロールしている。
- 36番道路(36ばんどうろ)
- コガネシティ・エンジュシティ・キキョウシティの三方を結ぶ道路。ウソッキーが通せんぼうをしている。
- 37番道路(37ばんどうろ)
- エンジュシティから南へ延びる道路。3種類のぼんぐりの木が生えている。
- 38番道路(38ばんどうろ)
- エンジュシティから西へ向かう道路。荒地が広がっており、林や崖が入り乱れて複雑な地形を作っている。39番道路とは直結。
- 39番道路(39ばんどうろ)
- 38番道路からアサギシティへ延びる道路。途中にはモーモー牧場があり、イベントを済ませると回復アイテム「モーモーミルク」を買うことができる。
- 40番水道(40ばんすいどう)
- アサギシティの西の海岸からうずまき島へ延びる水道。『クリスタル』ではこの近くにバトルタワーがある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではバトルフロンティアへ行くための入り口があるが、殿堂入りしないと入ることができない。
- 41番水道(41ばんすいどう)
- タンバシティからアサギシティ方面へ向かう水道。うずまき島一帯の海域。
- 42番道路(42ばんどうろ)
- エンジュシティとチョウジタウンを結ぶ道路。水路によって道が3つに分断されており、そのそれぞれに1か所ずつスリバチ山への入り口がある。
- 43番道路(43ばんどうろ)
- チョウジタウンからいかりの湖へ延びる道路。木や草が生い茂る林の中を進む。
- 44番道路(44ばんどうろ)
- チョウジタウンから氷の抜け道へ延びる道路。池によって道路が北と南に分けられている。池の中央の小島には珍しいくさポケモンが生息する。
- 45番道路(45ばんどうろ)
- フスベシティから南へ延びる道路。「マウンテンロード」と呼ばれる荒々しい道で、段差によってフスベシティ方面からの一方通行になっている。46番道路とは直結。くらやみの洞穴の入り口がある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では渓谷に沿うグラフィックになっている。
- 46番道路(46ばんどうろ)
- 45番道路に続き、29番道路へ延びる道路。途中の草むらまでは序盤でも入ることが可能。途中にくらやみの洞穴の入り口がある。
- 47番道路(47ばんどうろ)
- タンバシティからサファリゾーンゲート方面へ向かう『ハートゴールド・ソウルシルバー』で新たに追加された道路。タンバシティ方面にはがけっぷちゲートがあり、途中にはだんがいの洞窟とうずもれの塔がある。
- 48番道路(48ばんどうろ)
- 47番道路に続き、サファリゾーンゲート方面へ向かう『ハートゴールド・ソウルシルバー』で新たに追加された道路。
自然・その他
- アルフの遺跡(アルフのいせき)
- キキョウシティの南西にある遺跡。4つの石版があり、そのパズルを解くとアンノーンが出現するようになる。遺跡内でラジオをかけると不思議な音がする(通称「アンノーンラジオ」)。『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではイベントが追加されている。
- つながりの洞窟(つながりのどうくつ)
- キキョウシティからヒワダタウンへ向かう途中にある洞窟。地下階がアルフの遺跡に繋がっている。エンカウント率が高く、自転車で走行していても野生ポケモンに遭遇しやすい。毎週金曜には洞窟最奥部に珍しいポケモンであるラプラスが1匹出現する。
- ウバメの森(ウバメのもり)
- 昼間でも日光が入らないほど、木が鬱蒼と生い茂った森。木材資源はヒワダタウンの「もくたん」づくりに利用されている。森のなかほどには森の神様あるいは護り神をまつる祠がある。『金・銀』では戦いを挑んでくるトレーナーが1人もいないが、『クリスタル』では話しかけるとバトルになるトレーナーが1人おり、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では複数のトレーナーがいる。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では2009年の映画の前売り券で配布された色違いピチューを先頭に連れて行くと、映画に登場したギザみみピチューを入手できるイベントが発生する。更に2010年の映画の際に映画館で配布されたセレビィを先頭に連れていくと、行方不明となっているロケット団のボス・サカキに関するイベントが発生する。
- 自然公園(しぜんこうえん)
- モンスターボール状に噴水と草はらが配置された緑溢れる公園。火・木・土の毎週3回虫取り大会が行われ、他では目にかかれない珍しいポケモンやアイテムを入手できる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』の全国図鑑入手後には、虫取り大会の際にジョウト地方とカントー地方に生息しないポケモンが出現するようになるが、虫取り大会なので1回に1匹しか入手できない。
- ポケスロンドーム
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。ポケモンのスポーツの祭典「ポケスロン」のために、自然公園の西に併設された施設。ドームの隣には練習場やポンドリンクを販売する店がある。「そらをとぶ」を使用できる。
- バトルタワー
- 『クリスタル』にのみ登場。アサギシティの北西にあり、冒険中盤から利用できる。
- バトルフロンティア
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。上記バトルタワーと同じ場所にあり、殿堂入り後に入れるようになる。施設や登場するキャラクターは『プラチナ』と全く同じであるが、景品交換できる技マシンが一部変更されている。
- うずまき島(うずまきじま)
- うずしおによって閉ざされている4つの小島で、秘伝技「うずしお」を使わないと入れない。島の奥にはルギアがいる。ルギアに会うには「ぎんいろのはね」が必要だが、『ソウルシルバー』ではこれに加えて「うみなりのスズ」が必要になる。
- スリバチ山(スリバチやま)
- 内部の洞窟に雄大な滝と巨大な迷路が展開されている山。最深部では「カラテだいおう」が修行しており、勝つと珍しいポケモン・バルキーをもらえる。
- いかりの湖(いかりのみずうみ)
- チョウジタウンの北にある大きな湖。ギャラドスが暴れまわってできたとの言い伝えがあり、別名「ギャラドス湖」。コイキングが多数生息している。冒険中盤には、ロケット団によって無理やり進化させられた色違いポケモンの赤いギャラドスが出現する。湖の北西には小屋がある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では水曜日以外は雨が降り、湖に隣接する森が一部水没する。
- 氷の抜け道(こおりのぬけみち)
- フスベシティに続く凍てついた洞窟。こおりポケモンが多数生息している。滑る床や押せる岩などの複雑な仕掛けが行く手を阻むが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではやや通り抜けやすくなっている。『クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』では壁などのグラフィックが他の洞窟と同じ岩から氷に描き換えられ、より寒々とした洞窟となった。
- くらやみの洞穴(くらやみのほらあな)
- 31番道路、45番道路、46番道路の3つの道路に入り口が開いている。中がとても暗く、秘伝技「フラッシュ」をしないと何も見えない洞窟。稀にソーナンスやノコッチといった珍しいポケモンが出現する。
- シロガネ山(シロガネやま)
- ジョウト地方とカントー地方にまたがる聖なる山で、凶暴な野生ポケモンが数多く生息する。カントー地方の28番道路からしか入れず、『ハートゴールド・ソウルシルバー』の公式イラストでは山の中腹にセキエイ高原が位置することになっているが、ポケギアのマップではこの山自体はジョウト地方に属する。ポケモンセンターがある。ジョウト地方とカントー地方の全てのジムバッジを集めた者しか入山が許されない(ポケモンセンタースタッフ、人目を避けたい元アイドル、カメラおやじのゲンゾーは例外)。最奥地ではレッド(『金・銀』では『赤・緑』の主人公、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『ファイアレッド・リーフグリーン』の主人公)と戦うことができる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではファイヤーがいる。
- アニメではこの山のふもとでジョウトリーグが開催されている。
- がけっぷちゲート
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。サファリゾーンを行くために、タンバシティの西側の洞窟を掘り出してつくられたゲート。入り口では関西弁の女性がサファリゾーンの宣伝を行っている。ゲートの南東にはポケモンが出現する湖があるが、湖へ行くには秘伝技「ロッククライム」が必要。
- だんがいの洞窟(だんがいのどうくつ)
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。47番道路の途中にある。2本の梯子があり、上りの梯子へいくとサファリゾーンゲートに向かう48番道路方面へ、下りの梯子へいくとうずもれの塔に向かうルートへ進むことができる。ジョウト地方で最も小さいダンジョンである。
- サファリゾーン
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。これまでのシリーズと同様、入場料を払うことでサファリボールが30個支給され、ボールを全て使い切ると終了であるが、時間制限(=一定歩数歩くと終了させられる)はないのでじっくりポケモン探しができる。試験に合格すると、用意されたエリアのパーツを自由に配置できるようになり、配置の違いによって出現するポケモンが変化するようになる。初めはジョウト地方とカントー地方に生息するポケモンしか出現しないが、全国図鑑入手後はブロックを自由に配置することでホウエン地方とシンオウ地方に生息する一部のポケモンも出現するようになる。
- うずもれの塔(うずもれのとう)
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。ホウエン地方の神話に登場する伝説のポケモンが眠っており、あるアイテムがあれば出現する。『ハートゴールド』ではカイオーガ、『ソウルシルバー』ではグラードンが出現し、出現しないもう一方のバージョンのポケモン(ダブルスロット機能で連れてきたポケモンは不可)を連れていくと、レックウザが出現する。
- シント遺跡(シントいせき)
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』にのみ登場。フスベシティのはるか北方の豪雪地帯に位置する。大昔にシンオウからジョウトに移り住み、ジョウトの人々と交流したシンオウの人々が故郷を思って建てた遺跡。ジョウトのアルフの遺跡とシンオウの槍の柱の両方の伝説を受け継いでいる。内部にはアルセウスを祀るとされる「三つ舞台(みつぶたい)」があり(シロナ曰く、アルセウスを祀るために造られた神聖なステージ)、アルセウスの偉大な力と音楽と踊りで表現したと言われ、アルセウスが三つ舞台に上がる事で時間、空間、反物質が交わり、世界が生まれるとされている。アルセウスを表す円形の文様が中央の地面に描かれ、三方向にディアルガ、パルキア、ギラティナを表す文様が描かれている。
- 2009年の映画の際に映画館で配布されたアルセウスを先頭に連れてアルフの遺跡に向かうとイベントが起こり、この遺跡にワープしてくることとなる。シロナの導きで上記の通りにアルセウスの力でシンオウ地方の伝説のポケモンが誕生し、レベル1のディアルガ、パルキア、ギラティナのどれか1匹を入手する事ができる。いずれの3匹には専用アイテムがあり、『プラチナ』のみだったギラティナ専用アイテムの「はっきんだま」はこの方法でしか入手できない。
ポケウォーカーのお出かけ先
- さわやかのはら
- ざわざわもり
- ごつごつみち
- きれいなうみべ
- じゅうたくち
- くらいどうくつ
- あおいみずうみ
- まちのはずれ
- かざんのこみち
- ツリーハウス
- こわいどうくつ
- さむいやまみち
- おおきなもり
- しろいみずうみ
- あれたうみべ
- リゾートち
- しずかどうくつ
- うみのむこう
- よぞらのはて
- きいろのもり
- チャンプのみち
- おかいもの
- イベント
- ふれあいのはら
劇場版ポケットモンスターの舞台
劇場版ポケットモンスターの舞台となった町・島などについては、第10作「ディアルガVSパルキアVSダークライ」公開時に発売された書籍「劇場版 ポケットモンスターDP 全映画パーフェクトガイド」にマップが掲載され位置が判明した。ここではその中からジョウト地方に属する場所を記載する。
- グリーンフィールド
- 第3作「結晶塔の帝王 ENTEI」の舞台となった地域。
- 緑豊かな地域であり、シュリー博士と娘のミーが住む屋敷が建っている。
- マップではウバメの森とコガネシティの間に描かれている。
- セレビィの森(セレビィのもり)
- 第4作「セレビィ 時を超えた遭遇」の舞台となった深い森。
- 大きな川や滝などがあり、隣接するハテノ村という村の建物も森と共存するように建てられている。セレビィを祀る祠がある。
- マップによると、アサギシティの更に内陸側に位置している。
- アルトマーレ
- 第5作「水の都の護神 ラティアスとラティオス」の舞台となった町。
- 遠浅の海辺に作られた島であり、無数の運河が張り巡らされている。ラティアスとラティオスによって危機から救われたという伝説が残っている。
- マップではヒワダタウン沖に描かれている。
- アクーシャ
- 第9作「ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ」に登場した建造物。
- 普段は海と同化しており、皆既月食の夜にだけその姿を見ることができる「海の神殿」。海のポケモンと共に暮らしていたという「海の民」という一族によって造られた。
- 海流に乗って移動しているため厳密には特定の地域に属さないが、作中の皆既月食の夜にはジョウト沖に位置しており、マップでもジョウト沖に掲載されているためここに記載する。
脚注
注釈
- ^ 韓国版での表記 ハングル: 성도 朝鮮漢字: 城都。
- ^ 『ハートゴールド・ソウルシルバー』では「けんきゅうじょ」と読む。
- ^ 『ブラック2・ホワイト2』にて、主人公の父親・センリが明言している。
- ^ ファンからの「ジョウト地方のタンバシティ・サファリゾーンは現実でいう四国にあたるんでしょうか??」という質問に対して、増田順一が「「タンバは四国です。」と回答している(Twitter上で2011年10月21日に交わされたやりとり)。なお、『金・銀・クリスタル』時代はマップにタンバシティの西側が描かれていなかったため陸地の形状が淡路島との区別がつきにくい状態だったが、西側のエリアが追加されたことで四国と明確に判断できる形状になった。
出典
関連項目
- カントー地方
- ホウエン地方
- シンオウ地方 / ヒスイ地方
- イッシュ地方
- カロス地方
- アローラ地方
- ガラル地方
- パルデア地方
- オーレ地方
- フィオレ地方
- アルミア地方
- オブリビア地方
- フェルム地方
- レンティル地方
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